自選詩 2013.9.30

生きているだけで

いつも与えてもらい

いつも奪っている

申し訳ない気持ちもあるが

私という存在を

消し去ることはできないのだ

手を取り合ったり

愛し合うことができなくても

私たちは 生きねばならんのだ

話をして 仲良くなっても

それぞれの個というものは

決して溶け合わず

時に重なり

時に消し合い

ぶつかり はなれて

広い 世界へ 散らばっていく

何を悲しむことがあろう

私も 君も

たくましく 健やかに

育ったではないか

熱く 激しく

脈打っているではないか

我らは 美しく 気高き 人間である

その紛れもない事実と共に

まだ ・・・生きねばならんのだ